前回、レビューのやりとりに Google ドキュメントと Gmail を使って感心したが、最近の日本でのレビューはもっぱらこの方法をとるらしい。
TED の翻訳がスムーズにできるように、TED のシステムと Google ドキュメントを連動できるツールを perl で作った奇特な方がいるのだ。
このページを見ると、srt2CSV、CSV2srt というウェブツールを使った方法が動画でも紹介されていて分かりやすい。
簡単に手順を説明すると…
<Google ドキュメントでレビューを始める準備>
- TED の動画に字幕を作成する dotSUB 上で翻訳文を入力(あるいは2のダウンロードしたファイルに直接翻訳文を入力)
- 翻訳が完了したら、dotSUB から .srt ファイル をダウンロードし、テキストエディターで開く。
- すべてを選択して、コピーを選ぶ。
- srt2CSV にペーストし、「SUBMIT」ボタンを押す。
- CSV 形式 に変換されたコンテンツをすべてコピー。
- テキストエディターで新しいファイルを開き、ペースト。
- ファイルを .csv ファイルとして保存。
- Google ドキュメント のメニューの「File」→「Import」で保存したファイルを読み込む。
- Google ドキュメントで一緒にレビューをする人が参照できるように、ファイルの共有を設定する。
- レビューの準備が完了。
<Googleドキュメントでレビューのやりとりをする>
- 気がついたことを 「comment」欄 に記載(誰のコメントか分かるように「A:」のように イニシャル を記載。
- 記入したセルに色をつける。
- 翻訳者がレビュー担当者の書き込みを確認。
さらにコメントがあれば、「comment」欄に、自分のアルファベットをつけて追記する。 - 翻訳文を修正する際に、元の文章を 「history」欄 にコピーして残しておき、「target」欄 の翻訳を更新。
- レビュアーが問題なければ、完了のしるしとしてセルの色をグレーにする。
<Google ドキュメントの内容をdotSUBで読み込む>
- Google ドキュメントで作業したファイルを「File」→「Download」を選択し、.csv ファイルとして保存。
- テキストエディターで保存したファイルを開く(エンコーディングで 「UTF-8」 が選ばれているようにする)。
- 開かれたファイル上のテキストをすべて選択して、コピー。
- CSV2srt にペーストし、「SUBMIT」ボタンを押す。
- .srt 形式 に変換されたテキストエリアをクリックして、すべてを選択してコピー。
- テキストエディターで新しいファイルを開き、ペースト。
- ファイルを .srt ファイルとして保存(ここでもエンコーディングで 「UTF-8」 が選ばれているようにする)。
- dodSUBの翻訳ページから 「Import an existing translation」 を選んで、保存した .srt ファイルを読み込む。
- 最終確認をして、翻訳完了の通知を dodSUB から出す。
文章にして書くと長い道のりだけど、Akira.K さんのページでは動画で分かりやすく説明されている。
おかげさまで、TED の翻訳の過程がとても便利で分かりやすくなった。
ありがとうございます!
はじめまして。スクリプトを書いた Akira K. です。
返信削除紹介ありがとうございます。
コメントをありがとうございます!
返信削除Akiraさんのスクリプトをご紹介したことで、また違う方からTEDの翻訳でコラボしたいと、嬉しいお申し出をいただけました。
本当に役立つ情報に感謝です。