2010年7月31日土曜日

[プロボノ日記] ラストスパートで翻訳提出

企画書にプロボノにセミナーにとかまけていたら、またもや TED の翻訳の締め切りが迫ってしまった…。

今回こそは、翻訳を申し込んだら、すぐに取りかかって(←ここまでは良かった)、毎日継続して早期提出をするはずだったのですが。

でも、延長期間を使わなくても、当初の締切までには提出できたので、ちょっと前進ということで。

今月、自由大学で受講していた「編集思考で出版ビジネスを実現させる」で、翻訳書を担当したことのある編集者の方が、翻訳は「語学力よりも文章力」ということばを励みに、スピーカーの発言のニュアンスを捉えるように心がけた。

今回は短め、しかも私が好きなトピックだったので、大部分は半日で翻訳。これからどんなレビュアーの方が担当してくれるのか、すぐにレビューに入れるのか、いつものごとくドキドキしながら待つとしよう。

内容はまだ秘密…公開したらお知らせします!

2010年7月30日金曜日

[プロボノ日記] 本日も助け合い MTG なり

夜 8 時から、渋谷のサービスグラントの事務所をお借りして、わが青い空チームのミーティング。
全員の中間地点をとると、渋谷が一番利便性が高く、そこに無料で使える事務所があるのはありがたい。

今日はウェブサイトの制作に入る前のヒアリングについて、最終打ち合わせ。

金曜日の夜で体力が持つかなあ…
という心配はよそに、いざ始まると、そんな心配はどこ吹く風。

水や缶コーヒーの差し入れがあったり、私もいただきもののバームクーヘン持参で、皆で英気を養いながらのディスカッション。

これまでの経緯で、NPO 側で提案してくれたヒアリング先だけでは、新たにアピールしたい企業や大学といった方面の方々が網羅できていない問題と、現実的なヒアリング先の数の選定が主な議題。

NPO に新たに支援、参加してほしいターゲットを考える。

「そもそも団体の活動の見せ方、アピールの仕方に問題があるのでは?」

「団体がターゲットに適した内容を提供しているのか?」

「ウェブのリニューアル以外にも、PR する方法を考えて実施するべきだ」

ターゲットに対するアプローチ方法や、NPO の活動の手法にも関わってきて、ディスカッションはウェブ制作という範疇を超えた、深い論点にまで至る。

最終的に、今回の目的は「新しいウェブサイトを作ること」というところに立ち戻り、今回自分たちがすべきことに線を引く。

来週の NPO さんの打ち合わせで提案できるよう資料作成。

メンバーが iPad で使っていた iBrainstrom に注目して、各ターゲット層を優先順位とコンタクトの取りやすさなどを指標に、見込みコレスポンデンス分析の図にまとめる。

こうして、手を動かして、目の前で何かが出来上がっていく過程を見ると、作業への興味も俄然高まっていく。リーダーがミーティングの先導役として進め、個々のターゲットをあげていくのに、私が持ってきた大きめの付箋も貢献でき、1 人 1 人が補い合って、今日もいいミーティングができた。

プロボノのチームでコラボをすると、普段一緒の土台で仕事をすることがないメンバーから、いろいろ学ぶことができる。

金曜日の夜、終業後の濃い 2 時間。

2010年7月26日月曜日

[プロボノ日記] 新規ターゲット層をつかむには

メンバー 6 人が毎回会うのは難しいため、通常は、連絡に Google のメーリングリストを使って情報共有。

先週のキックオフミーティング後、NPO 側から提案されたヒアリング先に、マーケッター(制作前のヒアリング担当者)が疑問をもつ。

団体の今までの主な協働先は行政が多かった。
先日のミーティング時には、行政は時世や担当者など、その時々の状況によって方針が変わりやすいので、新しい協働先として、今までと違うルートを開拓したいという要望を聞いていた。

しかし、実際にもらったヒアリングリストには、団体の支援者やメンバーなど、すでに団体に近い存在の方がほとんどで、新しくアプローチしたい層に属している方がいないのだ。

通常のマーケティングであれば、新たにターゲットとしたい層にこそヒアリングをする。だから、今回の気づきはとても大切。

最初は若干の緊張感の中、一人の気づきの発言が、水面に投げられた石となり、「僕もそう思った」「私も何かしっくりいかなかった」と、水面の上に波紋を広げていく。

メーリングリストでの意見のやりとりが始まる。

2010年7月21日水曜日

[プロボノ日記] NPO との初顔合わせ

火曜日に、NPO 側と初めての顔合わせとなるキックオフミーティングを開催。

今回、ウェブサイトのリニューアルを担当するのは、『NPO 法人青い空-子ども・人権・非暴力』という NPO 団体。

児童虐待やいじめなど、子どもに関わる残虐な事件が後を絶たない昨今、子どもに対する暴力を防ぐために様々なプログラムを実施している団体だ。

サービスグラント側からわがチームメンバー 6 名と事務局の入谷さん、そして青い空のメンバー 7 名の総勢 14 名が、NPO の事務所がある大山の事務所に集い、夜 8 時からのミーティング。

今後の進め方や担当者を確認。
事前にサービスグラントが行ってくれたヒアリングシートを元に、新たにアプローチしたい層や、ステークホルダー、次の段階のヒアリング先について情報を集める。

NPO の方々とのお付き合いで少し気をつけねばならないのが、距離感の取り方

まず、たいていがマンションの一室にある事務所など、個人宅を訪ねるような雰囲気の中で打ち合わせを重ねる。そうすると、ついオンとオフの境目が曖昧になっていき、相手に同調するようになってしまったり、流されてしまいがち。

また、NPO の方々はあまり飾らず、気さくな頑張り屋さんが多い(私の個人的な経験値です)ので、段々と身内に近くなって、元々 NPO サイドから求められていた、外部の視点を持てなくなってしまうこと。

私自身、「社会貢献のため」とか、「日本の社会が良くなるために」なんて大義をもっているわけでなく、もっと個人的な好奇心からプロボノをやっている。

そうであっても、プロボノで関わる以上、単にその NPO の活動に共感して支援するというだけではなく、むしろ全くの外部の者として、客観的な視点で気がついたところをサポートしていければいいのではないか。

この日も、危うく流れて行きそうなところで、
きちんとプロジェクトマネジャーが冷静に話を進行してくれた。

もちろん、お互いの相性はあるし、打ち解けあうことでスムーズに進めて行くこともできるんだけどね。

いや、これはいいことか、それとも問題点か?
ビジネスと一緒。慣れ合いだけではいい仕事はできない。
クライアントとは付かず、離れず。

これから、プロボノチームと NPO とで良いバランスを保ちながらプロジェクトを進めていきたいものです。

プロボノとは

プロボノとは、「公共善のために」を意味するラテン語の "pro bono publico" という語源の通り、社会人が専門知識やスキルを活かして社会貢献するボランティア活動のこと。

欧米では、弁護士が行う無料の法律アドバイスやサポートが有名だが(アメリカの制度では、弁護士がプロボノに従事することが定められている)、プロボノが網羅するのはもっと広範囲だ。経理・人事・IT・コンサルティング・マーケティング・PR など、多種多様な分野に及ぶ。

プロボノはまだ日本の社会では馴染みのないことばだが、日本でプロボノを推進する NPO 法人「サービスグラント」が『2010 年はプロボノ元年』と銘打ち、2009 年 12 月にプロボノフォーラムを開催。それを皮切りに、徐々にマスコミの注目を集め、2010 年 4 月にはプロボノ・サミットを 2 日間かけて開催。企業・NPO・ボランティア希望者それぞれに向けた情報を提供し、好評を博した。

同年 4 月にはテレビ東京系列の「ワールドビジネスサテライト」、7 月には NHK の「クローズアップ現代」で取り上げられるなど、社会における注目度はじわじわとあがってきてる。

日本でも、プロボノの実践者が増えることで、もっと社会が生活のしやすい場となり、一人一人が社会とのつながりを意識して生き生きするようになってほしい。

【参照】

雑巾を縫いながら想うこと

連休最終日の夜遅く、私は雑巾を縫っていた。

今まで使っていた雑巾は、使い込まれてすでにボロボロで、
気持ちよく掃除をするには、どうしても新しい雑巾が必要だったのだ。

古タオルを半分に切って、太めの白の縫い糸を針に通す。
雑巾は作る時は、なじむようにミシンで縫うより手縫いの方がいいと、
もう大昔に家庭科の時間に教わったことばを今も実践しているのだ。

雑巾を縫うなんて、何年ぶりだろう。

いつだったか、100 円ショップで雑巾が売られているのを目にした時は
少なからずショックだった。雑巾とは、家に残ったもので作るのであって、
買うものだという発想が全くなかったからだ。

果たして、今の小学生は自分で雑巾を縫ったりするんだろうか?

「この一枚の雑巾を縫うコストを考えたら、人件費の安い中国の工場で
作って、私達はそれを安価な値段で購入する方が効率的です」だなんて、
家庭科ではなく、社会科の授業に話がすり替わってしまうんだろうか。

「コスト」や「人件費」という観点でたたき出された数値を基準に、
自分達より年上でも、優れた特技があっても、数値が低いからという理由で、
中国の工場で作っている誰かを見下すのだろうか。

そんな価値基準しかなく、そんなものの見方しか、
今の学校で教えているんでなければいいなあ、
と雑巾を縫いながら想う。

2010年7月17日土曜日

[プロボノ日記] プロボノ飲み会

プロボノ プロジェクトのチームリーダから誘われて、
サービスグラント番外編(?)という形で開かれたプロボノ飲み会@渋谷 ANTENNA に参加。

Twitter で募集したところ、あっという間に 20 名が集まった。
  • 既にプロボノ活動を経験している人
  • 今まさにプロボノ活動をしている人
  • プロボノに興味がある人
  • 自分で NPO を立ち上げた人
  • これからサービスグラントでインターンを始める人
  • プロボノのことは何も知らないけど友達に誘われて来た人…
今、Twitter で「プロボノ」を見つける人はかなり感度の高い人だと言えそうだ。

社会人に学生に、いろんな業種(でも IT 系が多かったかな)の方々が集まって、プロボノをテーマに語る不思議な会。

ワールドカフェ形式で、チームに分かれて「自分にできるプロボノとは」というお題で話題をふくらませた。3 ラウンド目で終了となったのは、酒の席ならではのご愛敬。

プロボノそのものだけでなく、各々異なる思惑があったり、今までにない視点でプロボノを考えることができたのは収穫だった。
  • プロボノをやっている人に興味がある
  • プロボノに参加する人ごとに熱意も異なるので注意
  • 実際にプロボノに参加する人には「世の中のため~」とどっしり社会貢献マインドな人はほとんどいない
  • どうせプロボノをやるなら、社内の人同士でなく、社外の人とやってみたい
  • NPO で必要としているのはウェブサイトやパンフレットの制作者だけじゃない
  • プロボノ参加者でよく募集されている専門職じゃないので、どう参加したらよいのか分からない
  • 日本の将来を良くするために貢献したい(言葉で書くと重いけど、軽やかな形で)
サービスグラントでのプロボノ経験者に、ガイドラインで宣言しているように「1 週間でプロボノに割くのは 5 時間以内」というのは本当なのか訊いてみた。
                 ↓
担当によって、作業が立て込む時期は異なるので、プロジェクトの開始からずっとこの数値内に収まるのではなく、全体の総時間を平均すると「1 週間で 5 時間以内」に収まるのだそうだ。

今までに知らない人同士が、プロボノという共通な話題で、ほどほど、ゆるゆるに語る緩い情熱。この温度感がまた参加者に好評だった。

何事もまずは楽しむことが一番。
プロボノもね。

【追記】一緒のグループで話した かわもとさんのブログにも報告記を発見! 
プロボノの現状についてもまとまっています。

2010年7月12日月曜日

[プロボノ日記] キックオフ ミーティング@サービスグラント

今日はいよいよ、サービスグラントで始める新しいプロジェクトの顔合わせ。

担当する NPO とミーティングをする前に、まずはサービスグラントの事務局とメンバーで集まった。

残念ながら 1 名都合が合わなかったけど、IT 企業のプロジェクトマネージャ、キャリアの長いフリーのコピーライター、放送系の会社で印刷物のディレクションを担当するデザイナー、企業の内部統制の担当者など、様々な職種で仕事の経験も豊富な方々が集まったのだ。

なおかつ、皆さん雰囲気のいい方々で、「ワイヤーフレームは誰が作る?」「サイトマップは誰が作る?」といった疑問点も、誰かが名乗りをあげて、全員の知識をあわせて乗り越えようとする雰囲気の良さ。

サービスグラントは、アメリカの Taproot Foundation のシステムをベースにして、日本にプロボノ活動を広めてきた中間支援組織。

アメリカの手法に、これまでの日本での実績も反映したシステムがしっかり整っていて、プロジェクト全体の流れや作業の分担、スケジュール、決まりごと(経費についても!)なども、ガイドライン化されているので、知らない者同士の初プロジェクトでも、安心して取り組むことができる。

こうしたシステムがあるかないかが、プロボノを初めとする、規模の大きなボランティアやプロジェクトでは肝になる。

6 ヶ月で NPO のサイトをリニューアルするというのは、実際にスケジュールをひくと、かなりタイト。
スキル登録会に来た時と同じように、「大変なことを引き受けてしまった」と、一瞬冷や汗も出かけたけど、「一緒に楽しくやっていこう」と言ってくれる仲間がいるだけ、今回は気持ちも楽かもしれない。

これから 6 ヶ月のプロジェクトがスタート。
ミーティングの後の飲み会でも楽しい時間を過ごし、ほっとした。

今回のプロジェクトで私が担当するのはコーディング。
制作過程で深く関わるのは、工程のとくに後半だけど、できるだけ全体の流れを見られるように、いろいろな段階に参加していこう。

12 月にはめでたく打ち上げができるよう、久々のコーダー知識をアップデートしておかねば!

2010年7月4日日曜日

[プロボノ日記] 翻訳、あっという間に脱稿

TED の翻訳のレビュー、翻訳してからレビューが始まるまでは待ったけど、あっという間にレビューが完了。
めでたく脱稿!

と、TED のシステムだと、脱稿と言えるのは翻訳が終わった時か、レビューが終わった時か、
微妙なところだけど、何はともあれ、週明けには一般公開になるかな。

そして、すでに 3 本目の翻訳も進めてます。

[追記]
翻訳が Web にアップされました。
トム・ウージェック、13世紀のアストロラーベを紹介

2010年7月3日土曜日

近頃の「男性不信」について

おもに女性誌に寄稿している齋藤薫さんは、以前から気になっているジャーナリスト。

彼女はフリーペーパーの 「jnude(ジェイヌード)」でも毎回コラムを書いている。

最新の7月号では「男性不信」というタイトルのコラムを寄せている。
ワールドカップの日本代表チームの健闘ぶりに湧いた日本について、監督や選手だけでなく、サポーターの側からも考察されていて、なかなか考えさせられる内容なのだ。

騒げればなんでもいい男たちの心理がまた浮き彫りになったりもした。
集団になるとなんでもやれちゃう日本人気質も一緒に浮き彫りになった。
男女問わず、集団・組織に属し、肩書きがあることでチヤホヤされて、「裸な王様」になっていることは、残念だけど決して少なくない。善意と下心の境界線を見定めるのは当人にとっては難しいことだけど、公平な目で自分の置かれた立場を見ることは必要だと思う。
デンマーク戦の前、
「オレも点を取るから、オマエも点を取れ」と言ったらしいが、
それがあの 3 点目になったのだとしたら、男って素晴らしすぎる。

日本の男に、不満だらけだった日本の女をそういう意味でギリギリのところで救ってくれた、
その功績はあまりに大きい。

悲しい、残念なニュースが多い分、なおさら何か熱くほとばしるものを夢想し、渇望してしまう時代。
オリンピックの時もそうだったけど、何事も控え目、受け身になってしまった近頃、何かを懸命にやっている人から受ける威力は大きい。

最近は、それをスポーツの世界から受けることが多いのでは。
いろいろ渦中の角界は別として…。

2010年7月2日金曜日

[プロボノ日記] Gmail と Google ドキュメントを活用

TED では、メンバーが翻訳を終えると、それを今度は別のメンバーがレビューするシステムになっている。

知り合い同士で申し込んだ場合は別として、大抵の場合、翻訳担当者と、翻訳のレビューをしてくれる担当者とは面識がない。だから、どんな人がレビューアーに当たるのだろうというドキドキ感もある。

レビュアーだけでなく、作業の進め方自体も担当者によって異なるので、こちらも毎回楽しみなところ。

今回レビューを担当してくださった方は、Gmail と Google ドキュメントを組み合わせて、じつに効率的に作業を進めてくれた。

 Gmail でやりとりをし、原文・訳文・コメントが一覧できる表を Google ドキュメントで共用
 レビュアーが、直した方が良さそうな訳文のセルの背景をぬりつぶし、コメントと代替案を記載
 翻訳者は記載された変更に問題がなければセルをグレーにぬりつぶす。さらに質問や提案があれば追記する…


この繰り返しで、最後には全ての疑問点がグレーで塗りつぶされたら完了。

これなら、どこを見直せばいいかも明確で、原文と合わせたチェックもすぐ にできるので、作業もスムーズ。






いたって Google のツールの基本的な機能だけなのだけど、普段はほとんど Yahoo メールで、Gmail を使う機会がなかっただけに、その効率性を再認識。

その上、今回のレビュアー担当者はいつも返信がとても速くて、自分も負けずにがんばらねば、と思わさせられたのです。「きっと実際のお仕事もバリバリとスマートにこなせる方なんだろうなあ」と感心したのでした。

2010年7月1日木曜日

[プロボノ日記] TED 翻訳第 2 弾のレビュー開始

Tom Wujec の翻訳を終えてからもう 1 ヶ月。
レビューを志願してくれる人がいなくて放置になっていた私の翻訳。

このままずっと墓場に埋没することになるのかなあと思っていたら、
昨日、レビューが始まるとの通知が突然 TED から来た。

今度はどんな方が翻訳のレビューを担当してくれるのか、
またどんなやりとりをすることになるのか、
自分の翻訳の何を直すべきなのか、

いろいろと考えていたら、ドキドキしてくる。

まずは、私の翻訳が陽の目をあびることになりそうでホッとする。

岡田監督のことば、逆転の発想

短期間でこれだけ世の評価がガラっと変わった人はそうはいない。

サッカー日本代表監督の岡田武史さんの昨年末のインタビューを改めて読んだ。
次々と溢れ出てくる、深い自省と経験に基づくことばの数々に胸を打たれた。

岡田監督が大切にしているのが次の6つのキーワード。
どれも、さまざまな試みや失敗の末に浮かび上がった、経験を凝縮したことばたち。

  • Enjoy
  • Our team
  • Do your best
  • Concentration
  • Improve
  • Communication

彼の話の中で、一番心に残ったのはこのくだり。

僕は「バーレーンに負けなかったら、どうなっていたんだろう」
「ウルグアイに負けなかったら、どうなっていたんだろう」といろいろなことを今思います。

そういうことが続いてくると、何か問題やピンチが起こった時に
「これはひょっとしたら何かまたいいことが来るんじゃないか」と勝手に思うようになるんです。

もうすぐ発表になりますが、今回もスケジュールで大変になることがまたあるんです。
それは確かに大変かもしれない。

でも、「ひょっとしたらこれでまた何か良いことが生まれるんじゃないか。
強くなるんじゃないか」とだんだん考えるようになってくるんです。

このとても前向きな、逆転の発想、
私も見習おうと思った。

強力なドリブルのように、それで前へ前へと進んで行けるから。

出典: Business Media 誠「岡田武史氏が語る、日本代表監督の仕事とは