知人のイラストレーターさんは、どんなに自分が売れるようになっても、どんなに単価が低くても、昔駆け出しの頃に大事にしてもらった出版社さんを今でも大切にしているそうだ。
「いつか仕事をお願いすることになるかもしれないから」と、
かつて営業まわりで手渡しておいたポートフォリオを背表紙がボロボロになるぐらいまで取っておいて、後になって仕事を与えてくれた会社。
その茶色くなった背表紙を目にしたら、彼女は涙が止まらなかったらしい。
とても素敵なお話で、私もどんなに変わっても、今までにつきあってきた人々との関係は大切にしようと改めて思った。
そんな彼女がもう 1 つ話してくれたのが、
「上昇志向で上にばかり進もうとするのではなく、前を向いて進んでいった方がいい」
ということば。
ヨガの先生が教えてくれたというそのことばを聞いて、こちらもどこか肩の荷が下りてホッとした。
2010年8月8日日曜日
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