2010年8月4日水曜日

[プロボノ日記] いよいよヒアリング先確定へ

今日は二度目の青い空さんでのミーティング。

前回の内部ミーティングの検討内容をまとめて、プロジェクトリーダーから NPO へ今回のヒアリングの目的と具体的なヒアリング先を提案。新しいユーザを得るためにサイトを良くすることで、既存のユーザにとっても良いサイトにするということで互いに合意しながら話を進める。

内部ミーティングのディスカッションにもあったように、新しいターゲットの企業と大学にヒアリングを行いたいので、どこか紹介してもらえないかとお願いする。今までに接点のなかった層に接触することで、ウェブサイトを作る上だけなく、新しい関係やもしかしたらコラボレーションも生まれるかもしれない。

青い空のメンバーの方々は、昔の取材された記事が載った雑誌や新聞、書籍などをひっくり返して、いろいろな候補を探してくださる。ひとまずは先方の宿題ということになる。

その逆に、時間の制約もあり、ヒアリング候補者の中でも、同じ分野・立場で重複していた人物ははずしたが、「どうしてもこの人は行った方がいい」という青い空さんたっての希望で、再びヒアリング先に加わった方もあった。

こうして互いの希望や意見を交換していき、青い空さんの宿題となっている部分は除くと、ヒアリング先はほぼ確定。もう 8 月に入ってしまったけれども、なんとかマーケッターさんが今月中にヒアリングを完了させなくてはならない。

ミーティング後、日常で使われることばについて、興味深い話をうかがった。

新聞やテレビなどの報道で暴力について使われることばは、その使い方によって読者や視聴者の捉え方を曖昧にし、 時として意味を歪めてしまう場合もあるということだった。

例えば、
  • いたずら   → 被害者にとっては、いたずらで済む内容ではない。
               「性暴力」「わいせつ行為」と明言すべき。

  • 幼児性愛者 → 「愛」ということばが入るべきではない。
               「~暴力者」「~虐待者」が妥当。

  • 近親相姦  →  「相(お互い)」ではなく、必ず一方が加害者。
「近親相姦」というと昔の文学で、閉鎖的な社会を舞台によく描かれるが、ここで言う近親相姦とは、「あわれ彼女は娼婦」のような、双方が愛し合ってというのとは違うものだ。

青い空の事務局の方は、こうした不適切なことばが物事を曖昧にし、被害者への共感を妨げることがないようにメディアに提言しているそうだ。自分が活動に関わることで意識が変わってから、普段目にすることばの意味を捉え直すようになったそうだ。人は意識の持ち方でいろんなことに気が付くようになるんだな…。

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