2010年12月27日月曜日

[プロボノ日記] 制作 BGM(その1)

会社が年末年始の休暇に入ったら、すっかりコーディング漬けな日々。

このところ、どうも煮詰まることが多い。
しかも周りはお休みモード。

制作作業中にかける音楽は結構重要。
そして、その曲をあとから聞くと、作業に没頭していた(追われていた?)頃を思い出して、ほろ苦い思いをしたり、切ない気持になったり。

私の場合、単調に同じアルバムを何度も何度もかけるタイプ。
留学中にウェブサイトやアニメーションの課題を作っている時には、Underworldの「A Hundred Days Off」をヘビーローテーションでかけて、半トランスになりながら制作していたことを思い出す。

新年に向け周りの人が盛り上がっている時に、コーディングでつまづいて、大掃除もできない時に私が聴いていたのが、カエターノ・ヴェローゾのベスト集「アントロジア

ブラジルの巨匠の 2 枚組アルバムをかけて、緩やかなラテン音楽の世界に身を委ね、「上手くいかなくったって、もうどうでもいいや」と逃避気味。

ポップスバージョンの「Cucurrucucu Paloma」を聴くと、ウォン・カーウァイ監督の香港映画「Happy Together」を思い出したり、気分はすっかり逃避モード。

温かなラテンのリズムとゆったりとした明るいメロディーがぐるぐると空を流れていく。

2010年12月20日月曜日

[プロボノ日記] 制作フェーズも佳境に入りつつ…

週末、用事でちょっと塞がっていたら、あっという間にプロジェクトのメーリングリストのメールがたまってしまい、今日はそれぞれに返事を書くだけで、ほとんど一日が終わってしまう。

いよいよ具体的な制作フェーズ。

 コピーやテキストの作成
     
 デザイン作成
     
 コーディング
 ※私の担当

の流れが三段階に分かれて繰り返されて、今はその第一段階目。今まで以上に具体的な指示や疑問点がやりとりされて、通常の業務のよう。

プロジェクト用の管理ツールを使っているものの、ファイルをやりとりするには少し不便なので、Illustrator のような大きめのデザインファイルは firestorage を使って受け渡しをすることにする。

デザイナーが作成してくれたデザインを受け取って、ダウンロードするだけでもかなりの重さ。
Zip にまとめられたファイルを解凍すること数十分。

解凍されたフォルダの中を見ると、そのファイルの数に気が遠くなる…。

2010年12月2日木曜日

[プロボノ日記] 基礎クリエイティブ提案

今日は 1 ヶ月ぶりに、大山の青い空さんの事務所を訪ねて、基礎クリエイティブ提案を実施。

デザイナーが作成したデザイン案を見せ、コピーライターは作成したコピーや原稿について説明する。

さらに、今までに NPO さんからいただいた原稿に関する意見交換や質疑応答、逆に NPO さんの方で不明確・困っている点について回答していく。

いつもはうちのチームの進行役はプロジェクトマネジャーの役割。
でも今日の主役は、デザイナーとコピーライターだ。

さすが、二人とも日頃から行っている業務だけに、提案内容も話の進め方もしっかりしていて(当たり前だけど)、傍らにいる私は落ち着いて聞いていられる。

この部分はプロボノで最も大切なところではないか。
もし、他のメンバーのスキルがあやふやなことが分かると、メンバー間の信頼関係や役割分担もぐらついてしまう。 

しっかりと今まで仕事をしてきた人だからこそ、安心して分担を任せることができるし、その確立された仕事ぶりからこちらも学ぶことがある。そこが学生のサークル活動やボランティアとは格段に違うところだ。

ふと提案を聞きながら、自分が日々おこなっている業務と比べてしまう。

今の職場では自分の役割がどんどん限られていき、このように 1 から何かを作る機会はほとんどなくなっていた。毎日、いろいろな部署から寄せられるリクエストに基づいて、ウェブを更新したり、新しいコンテンツを作るために、ベンダーに作業を依頼し、全体のスケジュールや調整役に徹する。

自分で手を動かしてページを作ることもあるけれど、業務のほとんどがディレクション。
しかも、最近は打ち合わせに出ることもほとんどなく、出ても、進行役に任せて、たまに質問したり答えたりするぐらい。

もちろん、それだってここまで慣れるのに時間も手間もかかったけれど、今回のプロボノプロジェクトのように、全く新しいものを作り上げていくことに比べれば、ずっと楽なことに思えた。

ただこなすだけの仕事

…このご時世、仕事があるだけいいことかもしれないけれども、なんだかそれがずっと続いていては物足りなさを感じてしまう。

次々と上がってくる NPO 側の質問に一生懸命答える二人の横顔を見ながら、またもや「自分ももっとがんばらなくっちゃ」と少し焦りも混じった思いが込み上げてきた。