いや、今回はただ参加するだけでは済まされず(!?)、
ゲストトークに出演するよう事務局より要請が。
事務局の大野さんを進行役に、NPO 側として、今までにサービスグラントのプロボノのサポートで団体の通信(会報紙)をリニューアルしたファミリーハウスの植田さんがスピーカーとして参加。そしてプロボノ実践側として、恐れ多くも私が参加することになったのだ。
プロボノによって、NPO にどんなメリットや変化がもたらされたのか、
一方、プロボノを行うスキルボランティアはどんなふうにプロボノを行い、どんな変化があるのか…。ゲストトークではその辺りを焦点にして対談。
ファミリーハウスさんは、難病の子どもとその家族をサポートするため、滞在施設を提供する活動をしている団体。聞くと、10 代から 90 代のおばあちゃんまで実に幅広い年齢層から多くの人がボランティアとして関わっているそう。
80 代のおばあちゃんが、施設のスリッパを磨きに来るだけでも「自分のやるべきことがあるから嬉しい」と話すことばが胸を打つ。
NPO からすると、プロボノで全くの異業種からボランティアが加わることで、ビジネスの立場やプロのスキル・知識から新しい知見が得られるだけでなく、団体に新しい風がもたらされて、メンバーの意識が変わったそうだ。
プロボノを実践する立場からすれば、自分がやったことについて、まっすぐに「ありがとう」と感謝のことばをかけてもらえるので、普段の仕事以上の嬉しい気持ちが湧いてくる。プロボノは、純粋に人に喜んでもらえることが原動力になる。
こうしたゲストトークの内容はワールドカフェでも引き継がれ、「プロボノに期待することは?」というお題の下、4、5 人ずつのグループでディスカッションが行われた。
ワールドカフェは最後に 2、3 の結論を出さなくてはいけない。私のグループはこんな 2 点にまとまった。
- プロボノは楽しんでやれることが一番
- 人と人とのつながりから、良い循環が生み出される
それにしても奇遇なのは、前回参加した時のブログの最後に書いたことば「何事もまずは楽しむことが一番。プロボノもね」が今回の結論とも重なっていたこと。
mixi や Twitter といった SNS のおかげで、朝食会や読書会、オフ会など、いろいろな集まりがあちこちで開催されるようになったけど、なぜかプロボノをキーワードに集まった人々とは、初めてでも深い話題を気持ちよく話せることが多い。
プロボノの各プロジェクトでも、「たまに相性があまりよくない人が一緒にはなるけれど、決して悪い人は集まらない」と経験者は話していた。
ゲストトークあり、前回フェードアウトしてしまったワールドカフェを最後までできたり、前回よりもステップアップした会で充実した土曜の夜を過ごせたなあ。
主催の方々、参加してくださった方々に感謝。
【追記 2010-10-10】関係者、参加者のブログ記事を発見!
- kensukeの日記 「プロボノアンテナ」
- Noriko TABATAさん/Out of Focus?「pro bono ANTENNA#2 production note(5)」
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