2010年10月6日水曜日

[プロボノ日記] 果たして中間提案へのフィードバックは…

打ち合わせ場所のサービスグラント事務所に約束の時間の 8 時を少しすぎて着くと、メンバー 3 人とオブザーバーとして事務局の入谷さんが待っている。

今日は、先日 NPO に出した中間提案書について、先方からもらったフィードバックを元にさらに具体的な内容をつめていく。もう次回は制作物の提案になるので、より現物に近いサイトマップやワイヤーフレーム(ウェブページのレイアウト案)を作成しなくてはいけない。

今日は決めることがたくさん!

それを見越して、われらのプロジェクトマネジャーはきっちりとアジェンダを事前に配布し、皆の意識を高めていた。

提案に関する先方からの質問や要望に一つずつ解決案を出して行く。そして、最難関は、NPOから強い要望のあった子ども向けのページだった。

ヒアリングでは、子どもがウェブで青い空のサイトを見る可能性は低く、むしろ親のための資料などがあった方がよいとの声を耳にしていた。でも、NPO 側は、長年アイディアを温めていたこともあり、子ども向けのページへの期待感は高まるばかり。

本当は、今回の新規ターゲット開拓という目的からすると、子ども向けのページというのは関連性は低く、優先順位は低い。しかも、どうしても普通のウェブページよりも凝ったものを想定しているため、工数もよりかかってしまうし、場合によっては他の制作過程を圧迫してしまう恐れさえある。

プロジェクトによくありがちな、本筋とは違うけれども、クライアントにこだわりがあって省略することができず、でもプロジェクトの中では一番手間がかかってしまう…というパターンだ。

ほんと、プロボノは普段のプロジェクトの縮図みたいなものだ。

その場に居合わせた事務局の入谷さんが、作業の進め方や NPO への提案内容について、要所要所で的確なアドバイスを出してくれる。

やはり、今日の一番の山場はサイトの構成づくり

ウェブの場合、必要なページにはリンクを張って、他ページとつなげることができるため、サイトの構成(ファイルの位置や属するカテゴリ)とは異なる、また別のつながりができる。そのため、システム構造的なページの流れと、実際にユーザがたどるページの流れが必ずしも一致しないので、ウェブ開発に慣れていない人には、普通のシステム開発よりも複雑に感じられてしまう。

ページを1つずつ付箋に書き出して、それを並べ替えて、ページの関連性や規模を考えながら、大まかな構成を決める。それをそのまま一覧にまとめれば、サイトマップの完成だ。

次に、各ページのテンプレートを決める。これは今までのサービスグラントのプロジェクトで作られた資料を拝借。こうやって、今までの知の体系が活かせるのは心強い…。

次回ミーティングまでに作成するワイヤーフレームの分担方法や、ミーティングの日取りを決めて、なんとか無事に今日の課題を全て完了。

私が上海で買ってきたブルーベリー味のポテトチップをつまみながら、片付けを始めると、もう時刻は 11 時に迫っていた。

今日もいい仕事をしたなあ、といい汗…ではなく、
ほどよい達成感を抱いて家路につく

ブルーベリー味のポテトチップス、味は普通のポテトチップスだけど、香りと後味が完全にブルーベリー! 

「ブルーベリーガムを食べながら、ポテトチップスを食べたような味」とは言い得て妙。
さすがわがメンバー、コピーライターの高橋氏。

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