TED の翻訳も初めて、動画の翻訳も初めて、レビュアーが翻訳を確認してくれるのも初めて…
と、まさに初めて尽くし。
そもそも動画の翻訳で、
「、」の代わりに半角スペース
「。」の代わりに全角スペース
を使うなんてルールすら知らなかった。
改めて、字幕ってどうなっていただろう、と映画館で気になる始末。
翻訳し、できあがった訳文を動画の字幕に当て込んで確認しながら作業を進めるのだが、
几帳面に一語一語翻訳すると、字幕としてはとても冗長になってしまう。
これでは字幕が切り替わるまでに読み切れない。
今回の翻訳では、医療の専門用語が多かったのだが、それは辞書で調べればたいてい済む範囲。
翻訳していて悩まされるのは、むしろ中学校で習うような基本的な単語。
今回だと、たとえば「 gift 」や「 story 」といったことばをどう置き換えるか随分悩んだ。
何度も繰り返し見ている内に、果たして初見の人が理解できるのか不安になってくる。
翻訳を終えた後、私のレビューを担当してくれたのは、
お仕事で技術系の翻訳をしているプロの翻訳家。
レビュアー担当者が私の拙い文章を確認してくれて、
さんざん悩んだ「 gift 」は「はなむけ」に、
「 story 」はひねりを加えずシンプルに「物語」としてくれて、
全体的にも読みやすい文章に直してくださった。
まだまだ自分の語学力が甘いなあ、と再認識。
これにめげず、また TED で翻訳ボランティアをしてみたいと、気持ちを新たにして、
次のスピーチを探し始めた。
[追記]
翻訳が Web にアップされました。
Jamie Heywood :弟が命を吹き込んだ大計画
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