2010年10月2日土曜日

世代を超えた話題とは

お葬式があり、その次は納骨があり、祖母が亡くなると何かと親戚と会う機会が多い。

子どもの時から、私は親戚と会うのが苦手だった。
年の近い従兄弟がいなかったせいもあるけれど、お正月に親戚が集う場に居合わせなくてはならないのは、お年玉をもらうための試練のようだった。

でも、さすがにこの歳になって、世の翠も甘いもかじり始めて社交辞令の 1 つか 2 つも言えるようになってきたからか、久々に親戚同士で集まると、今まで知らなかったような発見もあって予想以上に楽しく感じられた。

世代も職場もバラバラな親戚同士で話す話題というのが面白い。

始めは故人の思い出話に花が咲くものの、次第に話は日常生活にちなんだ話題になってくる。我が家の場合、年配の方が多いので、最近忘れっぽかったり、耳が遠くなる話が多い。

そして話題は今日着ている服になる。

「これ、きちんとしたセットの喪服じゃなくて、下に着ているのは ◯◯ の T シャツなの」
「これもじつは自由ヶ丘の ◯X で買った靴なの」
と、恥ずかしそうにこっそりと、でもどこか自慢気に戦利品を暴露する。

こういう時、庶民的っていいなあと思う。

「どこどこの高級ブランドの〜」なんて言われるより、聞いていて微笑ましい。

それにしても、世代を問わず会話にのぼるユニクロの話題性はすごい。
つい、私も今年はヒートテックを買おうかと思ってしまった。

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